プロジェクト研究データベース

年度 平成30年度研究
研究テーマ 資質・能力を育むこれからの授業づくり
カテゴリ 授業改善
概要

 資質・能力を育む授業づくりにおいて、現場では何が課題かを整理し、解決するための方策を数学と道徳の2チームで研究しました。
 数学チームでは、学習課題のつくり方やまとめ方、基礎・基本を定着させる方法、生徒の変容が分かる振り返りの方法等の課題があげられ、それらを反映させた「主体的・対話的で深い学び」の視点を取り入れた具体的な授業はどのように組み立てていけばよいかを考えました。そこで、生徒の問いを生かした課題設定から問題解決、まとめ、振り返りへの過程を明確にし、毎時間の定着を把握する評価問題と振り返りを書き込める「理解度CHECKシート」を作成、提案しました。学習過程にはNITSが紹介している「主体的・対話的で深い学びの視点」で実現したい子どもの姿をイメージしたピクトグラムを組み込み、具体的な授業例を紹介しました。
 また、道徳チームでは、自校の道徳教育において、行事や各教科、領域等との関連が十分に捉えられていないため、内容項目を意識した指導や全体計画別葉の作成に困っているという課題があげられ、何があれば役立つのかを考えました。そこで、22の内容項目について行事、各教科、領域等の関連を書き込み、蓄積することで内容項目が偏りなくかつ自校の計画通り焦点化して指導されているか把握し、教科等横断的な視点で資質・能力の育成を俯瞰できる別葉風シート「Do!Toku するシート」を作成、提案しました。内容項目に関連する国語科と数学科の単元名を実際に組み込み、それらを比較した活用例を紹介しました。

プロジェクトリーダー 義務教育課 前田 達哉
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