研究報告

研究データベース

研究年度 令和2年度
タイトル 青森県内小・中学校における特別支援学級、通級による指導に関する実態調査報告書
概要  青森県内の小・中学校の特別支援学級や通級による指導を担当する教員の現状と課題を明らかにすることを目的に本調査を実施した。調査項目に基づき、教育課程の編成、実態把握、個別の教育支援計画、個別の指導計画、自立活動の指導という5つの観点で考察した。担当教員が「困っていること」の全体像は、いずれの「困り」についても単独で存在しているというよりも、それぞれが影響し合って(つながり合って)生じていると推察されることから、「困りの連鎖」の状態にあると考えられた。担当教員の専門性向上のためには、「今、何に困っているのか」等の研修ニーズを明確に把握することの重要性を指摘した。
コメント 特別支援教育課 課長 矢野久光
指導主事 橋本美樹子,甲田真希子,森山貴史,髙橋妹子,辻村義樹
対象 小学校
中学校
特別支援学校
研究報告

小中特別支援教育実態調査報告書

カテゴリ 特別支援教育
研究者分類 指導主事(課研究)
所属名 特別支援教育課
職名 指導主事
著者 森山 貴史
検索キーワード 特別支援学級 通級による指導 個別の指導計画 自立活動
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 小学校算数科・理科における思考力,判断力,表現力等を高める効果的なプログラミング教育の研究
-「分解」の思考を重視した事前のプログラミング体験を通して-
概要  教科におけるプログラミング教育が効果的に展開されるために,プログラミング的思考の「分解」の思考を重視した事前のプログラミング体験を行った上で,教科の中でのプログラミングを行った。その結果,教科の思考力,判断力,表現力等が高まるなど教科におけるプログラミングの有効性が明らかになるとともに,系統的な学習の効果も認められた。
コメント
対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 算数
理科
その他
研究者分類 研究員
所属名 産業教育課
職名 研究員
著者 吉浦 純
検索キーワード プログラミング教育 算数科・理科 思考力,判断力,表現力等 「分解」の思考 事前のプログラミング体験
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 多様性尊重の時代に必要なコミュニケーション能力を育成する指導法の研究
-中学生のコミュニケーション意欲の向上とアサーションスキルの習得を通して-
概要  中学生を対象にコミュニケーション意欲の向上とアサーションスキルの習得を図るプログラムを作成,実施した。その結果,コミュニケーションの意欲尺度では2因子中1因子(肯定的態度因子)に有意な向上が見られた。またアサーション学習を行う際の内容の順序性に着目し,A・B群に対して,内容の順序を変えたプログラムをそれぞれ実施したところ,先にコミュニケーション意欲を高めた群にのみアサーションスキルの有意な向上が見られ,その有効な指導法が明らかになった。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 越前谷 秀人
検索キーワード 多様性の尊重 コミュニケーション能力 コミュニケーション意欲 アサーション(スキル) グループ・アプローチ
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 小学校統合における良好な友達関係構築に関する研究
-グループアプローチを活用したプログラムの作成と実施を通して-
概要  小学校統合における良好な友達関係構築に焦点を当てたプログラムを作成し実施することで,友達関係を築いていくための素地となる力が育まれるかを検証した。統合前の前期プログラムと統合後の後期プログラムという構成にしたことで,統合前には,自己有用感尺度において「自己有用感」「承認」「貢献」の3因子に有意な向上が見られ,統合後には,学校環境適応感尺度の「友人サポート」に有意な向上が見られるなど,プログラムの有効性が示された。
コメント
対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 田澤 絵美
検索キーワード 小学校 統合 友達関係 自己有用感 ソーシャルスキル クラス会議
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 中学校における不登校予防の取組に関する研究
-スクールカウンセラーとの協働的取組を通して-
概要  中学校においてSCと協働で不登校を予防する取組体制を構築し,こころの健康促進プログラムを実施した。その結果,学校環境適応感尺度では向社会的スキル得点に差があった。さらに学級風土の生徒間の親しさを高める要因になることが認められた。また,SCと連携することは生徒を多角的な視点から見立てることに繋がり,適切な支援を可能とする。これらの結果から,SCとの協働的取組は不登校予防の一つの手段として有効であることが示唆された。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 教育相談
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 石塚 香織
検索キーワード 不登校予防 こころの健康促進プログラム SCとの協働的取組 教育相談
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 小学校6年生の「自己理解・自己管理能力」の育成に関する研究
-グループ・キャリア・カウンセリングプログラムの構築,実践を通して-
概要  小学校6年生のキャリア発達を目的に,基礎的・汎用的能力における自己理解・自己管理能力を高めるためのグループ・キャリア・カウンセリングプログラムを構築し,実践した。その結果,「キャリア教育アンケート」において4因子中2因子(自己理解・自己管理能力,人間関係形成・社会形成能力),「キャリアレジリエンス態度・能力尺度」において8因子中1因子(将来設計能力),「自尊感情測定尺度(東京都版)」において3因子中1因子(関係の中での自己)に有意な上昇が認められ,プログラムの有効性が明らかとなった。
コメント
対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 玉川 卓
検索キーワード 小学校 キャリア教育 キャリア・カウンセリング 自己理解・自己管理能力
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 「気になる行動」のある児童が在籍する通常の学級の担任と,特別支援教育コーディネーターの連携した指導・支援の在り方
概要  小学校において,通常の学級の担任と特別支援教育コーディネーターが,共通の視点をもって,支援の効果を振り返る場面を設定することで,学級担任は児童の行動の捉え方が変容し,児童に合った適切な指導や必要な支援を考えることができるようになるかどうかを検証した。評価の観点を明確にしたシートを用いて,目指す児童の姿や支援策の効果を振り返ることで,学級担任が児童に合った具体的な支援策を整理できたのではないかと推察する。
コメント
対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 特別支援教育
研究者分類 研究員
所属名 特別支援教育課
職名 研究員
著者 山形 ひとみ
検索キーワード 小学校 通常の学級の担任 特別支援教育コーディネーター 学級担任への支援 振り返りの場面の充実
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 小学校4年「電流の働き」において,実感を伴った理解を図る指導法の研究
-ものづくりの視点から単元構成を工夫することを通して-
概要  小学校4年「電流の働き」において,児童の実感を伴った理解を図るために,単元を貫くものづくりを単元のはじめとおわりに設定し,十分な試行錯誤と改良の時間を確保した。その結果,ものづくりを通して知識と技能が結び付き,学んだことを発展させ課題に適用できるようになった。このことから,ものづくりの視点から単元構成を工夫することは,実感を伴った理解を図ることに有効であることが明らかになった。
コメント
対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 理科
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 氣仙 透
検索キーワード 小学校理科 電流の働き 実感を伴った理解 ものづくり 単元構成
資料等
研究年度 令和2年度
タイトル 中学校英語科「話すこと[やり取り]」領域において,即興で話すことができる生徒を育成するための指導法の研究
-「聞くこと」「話すこと」を統合した帯活動内での表現集の活用を通して-
概要  「聞くこと」「話すこと」を統合した10分間の帯活動の中で,英語を聞き取る時と話す時のつまずきに対応した『即興で話せるようになるための表現集』を活用して指導した結果,生徒同士のやり取り調査において,生徒の発話語数,やり取りの往復数及び文法的に正しい文の数が増加した。さらに,コンピュータを用いた調査においても,正答率及び文での発話率が上昇し,即興で話すことができる生徒を育成することに有効であることが明らかになった。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 英語
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 西村 章華
検索キーワード 中学校英語 「話すこと[やり取り]」 即興 表現集  音変化 音声認識
資料等

資料1 発音カナ付きbasic版 即興で話せるようになるための表現集
    (pdf版①word版①.docx
資料2 発音カナなしadvanced版 即興で話せるようになるための表現集
    (pdf版②word版②.docx