研究報告
研究データベース
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 社会的事象を多面的にとらえる力を高める社会科指導の工夫 -関連付けて考える場を取り入れた指導を通して- |
概要 | 本研究は,社会的事象を多面的にとらえる力を高める社会科指導の工夫について検証したものである。身近な地域素材を教材化した体験的な学習の展開,知識の構造化,ウェビングの効果的な活用,集団思考をする場の設定などの手だてをもとに関連付けて考える場を取り入れた指導を継続した結果,学習後において,児童は,学習前よりも事実や事象を相互に関連付けて考え,社会的事象をより多面的にとらえられるようになった。 |
コメント | |
対象 | 小学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 社会 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 義務教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 澁谷 隆行 |
検索キーワード | 小学校 社会科 関連 地域素材の教材化 知識の構造化 ウェビング |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 説明的文章における読むことの能力を高める学習指導の研究 -読み取った情報を生かす指導を通して- |
概要 | 本研究は,説明的文章の指導過程に読み取った情報を生かす指導場面を取り入れることで,読むことの能力を高めることを目指したものである。説明的文章における読むことの能力の仕組みを明らかにし,読み取った情報を生かすための指導の工夫として,意見文を作成する学習活動を取り入れた。このことにより,読むことの能力が高まった。また,この指導の工夫が,主体的に読む態度の育成にも結び付いた。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 国語 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 義務教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 乳井 秀樹 |
検索キーワード | 中学校 国語 読むこと 書くこと 説明的文章 論理的思考 実感的認識 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 「自ら考え,自ら問題を解決する資質や能力を高める」ための指導法の研究 -光の学習における個やグループの発想を生かした実験の工夫を通して- |
概要 | 光の学習において,一人一人が自分で考えた実験を行い,体験をすることで個々の考えをもたせ,ブレーンストーミングを取り入れた相互作用を含むワークショップ型の学習法を取り入れることにより,生徒が「自ら考え,自ら問題を解決する資質や能力」を高めることができた。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 理科 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 義務教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 小野寺 良治 |
検索キーワード | 中学校 理科 ワークショップ コミュニケーション能力 ブレーンストーミング |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 英語の語い力を高める語い指導の研究 -未知語の推測を通して- |
概要 | 本研究は,未知語の推測など,語に関する思考場面を設定した学習が,語の習得に効果があるのかを探ったものである。適切な難易度の題材から,語い使用頻度情報をもとに推測させる未知語を決定し,思考の負荷を徐々に高めるリーディングを行った結果,推測させた未知語の日本語訳は高く保持された。一方,語の音声習得には音読が有効かつ不可欠であることが明らかとなった。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 英語 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 義務教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 花田 歩美 |
検索キーワード | 中学校 英語 語い 未知語 推測 頻度情報 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 特別な教育的支援を必要とする児童への集団随伴性操作による指導の効果 |
概要 | 本研究は,特別な教育的支援を必要とする児童(A児)を含む通常の学級集団での交流学習場面において,A児の気になる行動と付随的効果としての集団の援助行動に視点をあてて,集団随伴性操作を用いることの有効性について検証することを目的とした。数週間のベースライン期と介入期を設定し,指導を行った結果,A児の気になる行動の出現率が減少する傾向が見られた。これらのことから,集団随伴性操作による指導の有効性が確認された。 |
コメント | |
対象 | 小学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 特別支援教育 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 特別支援教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 工藤 誠 |
検索キーワード | 特別な教育的支援 交流学習 気になる行動 援助行動 集団随伴性操作 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 校務におけるコンピュータの活用 -効率化と情報の共有化を目指して- |
概要 | より多くの時間と情報を教育活動に活かすためには,校務にコンピュータをどのように利用すればよいのかを,具体的な環境や手段を提示して検討する。その結果を基に校務の情報化を進めるために必要な課題を明らかにし,今後の校務の情報化の進め方について考察したものである。 |
コメント | |
対象 |
小学校 中学校 高校 特別支援学校 |
研究報告 |
カテゴリ | その他 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 産業教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 佐々木 崇 |
検索キーワード | 校務の情報化 校務の効率化 情報の共有化 情報提供 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 教師ストレスの背景要因に関する研究 -校種,性別,年齢による違いを中心に- |
概要 | 本研究は,教師ストレスの現状を明らかにし,ストレス軽減のための方向性を探るために,ストレスの背景要因とその対処法を調査検討した。ストレッサー尺度を因子分析した結果,7因子が抽出された。また,一要因の分散分析をした結果,教師ストレッサー,ストレス反応,ストレス・コーピングに,校種,性別,年齢の違いがみられた。更に,重回帰分析の結果,ストレッサーを認識し,その対処の仕方によって,ストレス反応が異なる性差が明らかになった。 |
コメント | |
対象 |
小学校 中学校 高校 特別支援学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 教育相談 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 福沢 恵利子 |
検索キーワード | 教師ストレッサー ストレス反応 ストレス・コーピング 因子分析 分散分析 重回帰分析 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 不登校を未然に防止するための研究 ―小学校中学年のコーピングスキルを高めるためのプログラム作成と活用を通して― |
概要 | 小学校中学年において不登校を未然に防止するために、コーピングスキルを高めるためのプログラムを実施し、その効果を検証した。その結果、コーピング尺度の「サポート希求」得点とストレス反応尺度の総得点において有意差が認められた。しかし学校ぎらい感情測定尺度の得点は低下したものの有意差は認められなかった。これらの結果から,コーピングスキルを高めるためのプログラムの効果は一部認められたが,不登校を未然に防止する効果があるとは言えなかった。 |
コメント | |
対象 | 小学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 学級経営 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 蒔苗 隆文 |
検索キーワード | 小学校中学年 不登校の未然防止 ストレス コーピングスキル |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | いじめ予防に関する研究 -ストレスマネジメントを活用した自己コントロール能力の育成を通して- |
概要 | 小学生において,いじめ加害に向かわせないためにストレスマネジメントプログラムを構築・実施し,ストレスに対する自己コントロール能力を育てることによるいじめ予防への効果を検証した。その結果,コーピングの1つである「サポート希求」と「ソーシャルサポート(社会的支援)認知」が向上し,被侵害感を軽減する効果が確認され,いじめ予防に効果的である可能性が確認された。 |
コメント | |
対象 | 小学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 学級経営 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 中村 健 |
検索キーワード | 小学生 いじめ予防 いじめ加害 ストレスマネジメント 自己コントロール |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 学習指導におけるICTを用いた情報活用の有効性の研究 |
概要 | 本研究は,授業におけるICT(情報通信技術)の活用方法及びその効果を検証し,本県の小・中学校のICT環境で実施できるICT活用授業について考察したものである。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 情報教育 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 産業教育課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 櫻井 裕輝 |
検索キーワード | 教育の情報化 ICT活用授業 ICT活用指導力 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 小学校高学年におけるいじめ認知に関する研究 -いじめ認知,アサーション及び攻撃性との関連について- |
概要 | 小学校高学年の児童が,どのような行為をいじめと判断するのかを探るためアンケート調査を実施した。その結果,明らかに被害が及ぶものをいじめと認知している傾向が高く見られたが,学年が上がるにつれてその傾向は下がった。また,いじめ認知とアサーション,攻撃性との関連では,いじめを認知する傾向が高いとアサーション(相手を傷つけることなく,素直に自分の意見を表現すること)は高く,攻撃性は下がることがわかった。 |
コメント | |
対象 | 小学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 生徒指導 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 松倉 良子 |
検索キーワード | 小学校高学年 いじめ認知 アサーション 攻撃性 |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 通常の学級において特別な教育的支援を必要とする児童の研究 -学習スタイルに合わせた個別の指導計画作成とチーム支援を通して- |
概要 | 通常の学級における学習上の困難を有する児童に対して,学校心理学の理論をベースにチーム支援の体制を整え学習支援に取り組んだ。その際,児童の学習スタイルをアセスメントし,認知処理理論(継次―同時情報処理モデル)を基盤とする指導法略を参考にして,個別の指導計画を作成し授業等を実施した。その結果,学習上の困難を有する児童の学習効果が高まり,学習への好感度並びに理解感度も同時に高まった。更に,学級の他の児童への相乗効果ももたらした。 |
コメント | |
対象 | 小学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 教育相談 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 扇谷 欣展 |
検索キーワード | LD 学習スタイル チーム支援 視覚-聴覚 継次―同時情報処理モデル |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 「暴力」「いじめ」を予防する支援の在り方についての研究 -アンガーマネージメント・プログラムの実践を通して- |
概要 | 中学校において,「暴力」「いじめ」に特化したアンガーマネージメント・プログラムの予防・啓発的プログラムを開発・実施することが有効と考え,その効果を検証した。その結果,怒りに対する非建設的な反応のうち外向型攻撃性の行動が抑制されることが確かめられた。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 学級経営 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 中村 光博 |
検索キーワード | 学級経営 中学校 アンガーマネージメント 怒りのコントロール |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 中学校におけるグループ間トラブルを予防するための研究 ―ピア・サポートを活用した開かれたグループの育成を目指して― |
概要 | 中学校において,グループ間トラブルを予防するために,ピア・サポートの手法を用いて,開かれたグループを育成するためのプログラムを実施しその効果を検証した。その結果「友人関係尺度」と「ソーシャルスキル尺度」において有意差は見られず,プログラムの効果は明らかにできなかったが,自己理解や他者理解の深化及び社会的スキルの実践と,実践のための意欲の向上が見られた。また,友人関係の広がりを調べた結果,男子のグループの拡大が確認された。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 学級経営 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 舘田 敬士 |
検索キーワード | 中学校 グループ間トラブルの予防 ピア・サポート 開かれたグループ |
---|---|
資料等 |
研究年度 | 平成19年度 |
---|---|
タイトル | 中学生の学校生活への適応感を高める研究 ―論理療法の考え方を活用したプログラム開発・実施を通して― |
概要 | 中学生の学校生活への適応感を高めるために,学校教育上の課題に取り組む上で出会う問題状況への認知を変容させ,適切な判断力と実践意志(問題状況の解決に積極的に取り組もうとする気持)を育成することの有効性を検証した。論理療法の考え方を活用し,学業や人間関係,進路についての問題状況への認知を変容させ,適切な判断力と実践意志を育成することで,学校生活への不安感が軽減するとともに意欲が高まり,学校生活への適応感を高めることができた。 |
コメント | |
対象 | 中学校 |
研究報告 |
カテゴリ | 教育相談 |
---|---|
研究者分類 | 研究員 |
所属名 | 教育相談課 |
職名 | 研究員 |
著者 | 佃 恭大 |
検索キーワード | 中学生 学校生活への適応感 論理療法の考え方 認知の変容 判断力・実践意志 |
---|---|
資料等 |
All Rights Reserved,Copyright
Aomori Prefectural School
Education Center.
このページに関する
問い合わせ先:
研究委員会
TEL 017-764-1990