研究報告

研究データベース

研究年度 平成28年度
タイトル 授業における生徒相互の良好な人間関係づくりについて
-協同学習の実践をとおして-
概要  本研究では,授業において生徒相互に良好な人間関係を育むことを目指して,その機能をもった協同学習に注目した。協同学習の効果を高めるために,ソーシャルスキルトレーニングとチームワークトレーニングを行い,その上で,社会,数学,音楽,保健体育の4教科で協同学習を行った。検証の結果,「授業における良好な人間関係要素尺度」の7因子全てにおいて向上し,その中の生徒相互の人間関係要素5因子のうち4因子で有意な向上が認められるなど,実施したプログラムの有効性が示唆された。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 教育相談
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 菊池 洋平
検索キーワード 中学校 授業 良好な人間関係 ソーシャルスキルトレーニング チームワークトレーニング 協同学習
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 中学校社会科歴史的分野において,社会認識を深める指導法の研究
-江戸幕府と津軽藩の政治を同じ視点で学習し,考察する活動を通して-
概要  中学校社会科歴史的分野「近世の日本」の学習において,事実認識から,関係認識,意味認識へと社会認識を深めるため,江戸幕府と津軽藩の政治を同じ視点で学習し,考察する活動を取り入れた指導を行った。これによって,身近な地域史を通史や他の視点で学習した内容と関連付けて思考する力が高まり,社会的事象の意味や特色について多面的・多角的に捉え,社会認識の深まりを示す変容が見られた。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 社会
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 須藤 崇
検索キーワード 中学校 社会科 歴史的分野 社会認識 身近な地域 同じ視点
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 中学校数学科第1学年「資料の活用」領域において資料の傾向をとらえ説明する力を育成する指導法の研究
-PPDACサイクルを通して-
概要  中学校数学科第1学年「資料の活用」領域において,資料の傾向をとらえ説明する力を育成するために,PPDACサイクルを取り入れて単元を構成し,課題の設定から課題解決の計画,資料の整理,分析,結論の一連のプロセスによる学習活動を行った。検証問題の結果から,資料の傾向をとらえ説明する力の向上が示された。また,他者の主張を批判的に考察することが資料の傾向をとらえ説明する力の一助となることも示唆された。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 数学
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 山中 貴志
検索キーワード 中学校 数学科 資料の活用 資料の傾向をとらえ説明する PPDAC
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 簡易実物投影機を活用した指導方法に関する研究
 -数学的な見方や考え方の育成を目指して-
概要  中学校数学科における数学的な見方や考え方を育てるために,簡易実物投影機を活用した指導法の研究を行った。簡易実物投影機の活用場面のイメージに基づき,簡易実物投影機を効果的に活用することにより,数や図形の性質などを見いだす,数学的に説明し伝え合うなどの数学的活動の充実が図られた。その結果,簡易実物投影機の効果的な活用が数学的な見方や考え方の育成につながることを明らかにした。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 数学
情報教育
研究者分類 研究員
所属名 産業教育課
職名 研究員
著者 小西 永久
検索キーワード 中学校 数学 簡易実物投影機 数学的活動の充実 数学的な見方や考え方 実物投影装置
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 中学校において気になる行動が見られる生徒の生徒指導上の課題解決能力育成のための指導プログラムの作成とその効果
概要  通常の学級において,気になる行動が見られる生徒の課題解決能力の育成を目的に,中学校において実施可能なマインドフルネスを基盤とした指導プログラムを作成した。授業に支障の出ないように,朝の会,帰りの会を用い,呼吸法を中心とした内容の指導プログラムで,3か月間実践を行った。気になる行動が見られる生徒の不注意は改善され,学級全体においても,情動知能の向上,授業や部活動などでの集中力の向上が示唆された。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 特別支援教育
研究者分類 研究員
所属名 特別支援教育課
職名 研究員
著者 白川 洋介
検索キーワード 中学校 生徒指導 メタ認知 マインドフルネス 臨床動作法
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 小中移行期におけるレジリエンス教育の一研究
概要  児童生徒が,小中移行期の環境変化による困難や悩み・不安を乗り越えながら中学校生活に適応できるために,レジリエンスと小中移行期の不安軽減を関連付けた授業プログラムを実施した。それによりレジリエンスが,小学校では中学校生活への予期不安を軽減することに有効であること,中学校では新たな学校生活への適応に有効であることを性差を含め検証した。その結果,中学生用レジリエンス尺度の3因子全てにおいて女子の平均値が高く,また下位尺度の「関係志向性」と「楽観性」が女子の中学校生活の適応感に関連することが示唆された。
コメント
対象 小学校
中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 教育相談
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 戸来 浩之
検索キーワード 小中移行期 レジリエンス 楽観性 学校適応感 不安軽減
資料等

小中移行期のレジリエンス授業プログラム

研究年度 平成29年度
タイトル 文学的文章の学習において,深く解釈し,新たな考えを形成する指導法の研究
-視点の転換と文章の書き換えを取り入れた授業を通して-
概要  本研究は,第1学年で学習する「少年の日の思い出」の教材において,文学的文章をより深く解釈し新たな考えを形成することを目指して,視点の転換と文章の書き換えを学習過程の中に取り入れた実践である。その結果,生徒は細かな表現に着目し,人物像や心情,物語の世界観について,新たな考えをもつことができた。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究報告書.pdf

カテゴリ 国語
研究者分類 長期研究受講者
所属名 つがる市立森田中学校
職名 教諭
著者 鈴木 聡子
検索キーワード 中学校 読むこと 文学的文章 少年の日の思い出 視点 書き換え
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 中学校国語科「書くこと」領域において,自分の意見に正当性,妥当性をもたせて表現する力を育成する指導法の研究
-広告からの情報の取り出しと文章化における型に焦点を当てて-
概要  本研究は,中学校国語科「書くこと」領域において,自分の意見に妥当性をもたせるため,広告の批評文を書く学習において必要な情報を取り出す際,付箋に情報を書き出し,文章化する活動が有効であることを,実践を通して明らかにするものである。
 その結果,自分の意見に正当性,妥当性をもたせて表現する力が高まったことを示す変容が見られた。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究報告書.pdf

カテゴリ 国語
研究者分類 長期研究受講者
所属名 野辺地町立野辺地中学校
職名 教諭
著者 稲田 直也
検索キーワード 中学校 書くこと 付箋 三角ロジック 正当性 妥当性
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル バスケットボールにおいて,運動有能感を高める指導法の研究
-単元を段階的に学ぶ学習過程における,学び合いの活動を通して-
概要  本実践は,第3学年「バスケットボール」の学習において,生徒の運動有能感を高めることを目指し,単元を段階的に学ぶ学習過程の中に,学び合いの活動を取り入れた実践である。状況判断などについて,易しい動きから難しい動きへ段階的に学ぶ学習過程を意図的に配列し,課題解決と振り返りの場面で学び合いの活動を行った結果,生徒は主体的に活動しながら技能の向上を実感し,運動有能感が高まった。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究報告書.pdf

カテゴリ 保健体育
研究者分類 長期研究受講者
所属名 南部町立名川中学校
職名 教諭
著者 對馬 綾子
検索キーワード 中学校 保健体育 バスケットボール 運動有能感 段階的に学ぶ学習過程 学び合い
資料等
研究年度 平成29年度
タイトル 中学生の自尊感情を育むための指導の在り方
-生徒の居場所づくりプログラムの作成・実践を通して-
概要 中学生の学校適応感を高め,自尊感情を育むことを目的とした居場所づくりプログラムを作成し,実践した。その結果,学校環境適応感尺度「アセス」において6因子中3因子(生活満足感,友人サポート,向社会的スキル),自尊感情測定尺度(東京都)において全3因子(自己評価・自己受容,関係の中での自己,自己主張・自己決定)で有意な上昇が見られるなど,プログラムの有効性が示唆された。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 廣谷 陽輔
検索キーワード 中学生 自尊感情 学校適応感 居場所 居場所づくりプログラム
資料等

レーダーチャート作成表.xlsx
プランニングの流れ①~③.pdf
プランニング指導案・アンケート.pdf

研究年度 平成30年度
タイトル 教師が保護者対応における自己効力感を高める研究
ー中学校における研修メソッドの開発と実践を通してー
概要  中学校教師を対象に,教師が保護者対応における自己効力感を高めるため,代理体験及び社会的説得が得られる研修メソッドを開発し,実践した。その結果を本研究で作成した,「保護者対応への自信」,「同僚との関係性」,「保護者対応への不安」の3因子,37項目で構成する教師の保護者対応自己効力感尺度を用いて分析したところ,教師の保護者対応における初期対応に対する自己効力感において有意な上昇が見られるなど,研修メソッドの有効性が示唆された。
コメント
対象 中学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 教育相談
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 山道 律人
検索キーワード 中学校 保護者対応 自己効力感 研修メソッド
資料等

資料1保護者対応自己効力感尺度
資料2研修メソッド概要
資料3回覧板研修例

研究年度 平成30年度
タイトル 高等学校進学時における生徒の学校への適応感等に関する調査研究
概要  中学校3年生,高等学校1年生の学校適応感とストレスコーピングを測定し,学校規模(高等学校1年生については出身中学校の規模)の違いによって生徒の適応感やコーピングに差があるのかを検討した。その結果,中学校3年生では学校への適応感尺度の3因子(居心地の良さの感覚,課題・目的の存在,被信頼・受容感),コーピング尺度の2因子(問題焦点型,情動焦点型)で,学年2~3クラスの学校の生徒が有意に高く,高等学校1年生では出身中学校の規模の違いによる差は見られなかった。
コメント
対象 中学校
高校
研究報告

研究論文

カテゴリ その他
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 宮田 陽
検索キーワード 中学校3年生 高等学校1年生 適応感 コーピング 学校規模
資料等

調査結果