研究報告

研究データベース

研究年度 平成26年度
タイトル 小学校第6学年分数のわり算において,
    確かな根拠を伴った判断ができる児童を育てる指導法の研究
           -「つながりをつくる活動」を通して-
概要  確かな根拠を伴った判断ができる児童を育成するためには,授業において類推的な考え方を活性化させることが有効である。そこで,「つながりをつくる活動」を設定した。つながりをつくることを強調することで,児童は既習と未習の相違点や共通点を探りながら発見的・創造的に学習を進めることができた。さらに,判断の根拠の妥当性を検討することにより,分数のわり算の学習において,関係的理解が進み,確かな根拠を伴った判断ができる児童が増えた。
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対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 算数
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 阿保 祐一
検索キーワード 分数のわり算 つながり 根拠 判断 関係的理解 類推的な考え方 
資料等
研究年度 平成26年度
タイトル 道徳の時間において情報モラルを身に付けさせる指導法の研究
-情報モラルと「友情・信頼」「節度・節制」を関連付けた授業を通して-
概要  道徳の時間において,情報モラルに関する指導をするには,道徳的実践力を育成する時間であるという特性を生かして指導しなければならない。児童の実態を調査した上で,身に付けさせたい情報モラルと道徳の内容項目を関連付けて考えることができる読み物資料を開発し,児童自身の情報モラルに関わる生活体験を想起させる活動を取り入れて指導することは,情報社会で適正な活動を行うための基になる道徳的実践力の育成に有効である。
コメント  教材は,読み物資料・指導案・ワークシート・掲示物・板書例を一つのパッケージとして開発しました。児童の実態に応じて活用していただけたら幸いです。
対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 道徳教育
情報教育
研究者分類 研究員
所属名 産業教育課
職名 研究員
著者 石田 尚徳
検索キーワード 小学校道徳 情報モラル 読み物資料の開発 情報モラルに関わる生活体験
資料等
研究年度 平成26年度
タイトル 学校復帰のための不登校対応の研究
- 不登校対応チャートを基にしたコンサルテーションを通して -
概要 本研究では,不登校児童生徒の学校復帰を目標に,不登校対応チャートを基にしたコンサルテーションを実施し,教師の不登校児童生徒に対する認識や対応が変容し,不登校児童生徒が学校復帰へ向かうかどうかを検証した。教師が不登校児童生徒の状態を見て,段階を踏んで対応した結果,学校復帰へ向かった。コンサルテーション前後で教師の認識や対応に変容が見られ,不登校対応チャートを基にしたしたコンサルテーションが効果的であることが明らかになった。
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対象 小学校
中学校
高校
研究報告

研究論文

カテゴリ
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 小山内 将淳
研究年度 平成26年度
タイトル 小学校高学年における児童相互のより良い人間関係を築く指導の研究
-より良い人間関係づくりプログラムの実践とスキルカードの活用を通して-
概要 小学校高学年の児童に対して,聴く・話す・話合い・協力のスキルを学ぶ「より良い人間関係づくりプログラム」を実施し,教科指導の中でスキルカードを活用しながら学んだスキルの定着を図ることが,児童相互のより良い人間関係を築くのに有効であるかを検証した。効果検証の結果,学校環境適応感尺度「アセス」の6因子中3因子,作成した尺度の7因子中5因子について有意に向上するなど,プログラムの有効性が確認された。
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対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 金澤 央広
検索キーワード 小学校高学年 より良い人間関係づくりプログラム スキルカード ソーシャルスキルトレーニング グループワーク・トレーニング
資料等
研究年度 平成27年度
タイトル 児童の学級への満足感を高めるための対人関係スキル般化プログラムの開発
   -コンセンサスゲームと感情面に焦点を当てたSEL教材を用いて-
概要  小学校の高学年児童に対して,コンセンサスゲーム等を用いた対人関係スキル般化プログラムを実施することで,児童相互により良い人間関係が構築され,学級への満足感が高まるかどうか検証した。その結果,「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケートhyper-QU(以下,hyper-QU)」の「配慮項目」において有意な向上が認められ,平均値に関しては,「被侵害項目」は下がり,その他全ての因子では上がるなど,プログラムの有効性が確認された。
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対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 仁木 一
検索キーワード 対人関係スキル般化プログラム コンセンサスゲーム  SEL(社会性と情動の学習) hyper-QU
資料等

コンセンサスゲーム指導案   コンセンサスゲームワークシート        コンセンサスゲーム振り返りシート  ミニコン指導案     ミニコンワークシート  意思表示のポイントポスター  理由の3段階ポスター

研究年度 平成27年度
タイトル 小学校高学年におけるレジリエンスを育てる指導
-人間関係づくりを中心としたプログラムの実践をとおして-
概要  小学校高学年において,学級での人間関係を深めるプログラムを取り入れたレジリエンストレーニングプログラムを実践し,自分を見つめる機会をもち,自己肯定感や自他の尊重の意識を育てるための人間関係を構築していくことが,レジリエンスを育てることに有効かどうかを検証した。その結果,学校環境適応感尺度「アセス」の2因子と二次元レジリエンス要因尺度の4因子において有意な向上が認められるなど,プログラムの有効性が確認された。
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対象 小学校
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研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 山口 繁弥
検索キーワード 小学校高学年 レジリエンス 人間関係づくり 構成的グループエンカウンター
資料等
研究年度 平成27年度
タイトル 小学校第3学年理科の学習において,
  比較して考える力を育むための指導法について
   -比較の視点の意識化を通じて-
概要  小学校理科において比較して考える力を育むためには,児童自身が比較の視点を意識することが重要である。比較の視点の意識化を図るために,問題解決の過程を振り返ったり,比較の対象を選択する課題に取り組ませたりする場を設けることにより,実験方法を考える場面や考察場面において比較の視点を意識した発言,記述,行動が増えることが示唆された。
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対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 理科
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 上山 香子
検索キーワード 小学校 理科 比較 考える力 比較の対象 比較の視点
資料等
研究年度 平成27年度
タイトル 社会的事象の意味を考え表現する力を育てる社会科学習の在り方
         -ICTを活用した授業実践をとおして-
概要  小学校社会科において,社会的事象の意味を考え,表現する力を育てるためのICTを活用した指導法の研究を行った。調べたことをプレゼンテーションソフトでまとめたことにより,新聞作成より時間短縮や書き写す作業の軽減が図られた。そのため,発表や話合いの時間を設定することができ,調べ学習と発表を生かした根拠や解釈を示しながらの話合いにつながることが示唆された。
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対象 小学校
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研究論文

カテゴリ 社会
研究者分類 研究員
所属名 産業教育課
職名 研究員
著者 白戸 一也
検索キーワード 小学校 社会 社会的事象 ICT プレゼンテーションソフト
資料等
研究年度 平成28年度
タイトル 特別な教育的支援を必要とする児童の気になる行動について検討するケース会議
概要  小学校1・2学年の特別な教育的支援を必要とする児童の気になる行動について,短時間で検討するケース会議を設定した。児童の気になる行動を改善するために検討することによって,具体的な支援方法が導き出され,効果的に支援をすることができた。
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対象 小学校
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研究論文

カテゴリ 特別支援教育
研究者分類 研究員
所属名 特別支援教育課
職名 研究員
著者 尾形 克幸
検索キーワード ケース会議 特別な教育的支援 気になる行動
資料等
研究年度 平成28年度
タイトル 共同体感覚を高めるためのクラス会議の実践
-クラス会議実践の手引きの作成をとおして-
概要  小学校高学年において,クラス会議の活動を分割して配置し,定常的に行われる話合い活動をとおして,学級に在籍する児童全員の相互交流を促した。集団に対して所属感,信頼感,貢献感,そして自己受容といった共同体感覚を高めるために有効であるかどうかを検証した。その結果,半構造化面接の発言分析において,児童が集団に対して信頼感をもつこと,協力することの有効性を実感するなど自身の意識の変容に有効性が確認された。
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対象 小学校
研究報告

研究論文

カテゴリ 学級経営
教育相談
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 倉内 貞行
検索キーワード クラス会議 共同体感覚 アドラー心理学 自治的集団
資料等

クラス会議実践の手引き