研究報告

研究データベース

研究年度 令和6年度
タイトル 中学校におけるいじめ未然防止の取組に関する研究
-自己有用感を育む異年齢集団活動を通して-
概要  中学生を対象に,生徒会活動を中心とした異年齢集団活動を活用して自己有用感を育成するプログラムを作成し,実践した。その結果,後半プログラム後は年少者において3因子中2因子に有意な上昇が認められた。さらに,中学生版「自己有用感尺度」の2因子と中学生用いじめスクリーニング尺度の2因子に正の相関関係が認められ,プログラムの実践は,自己有用感を高め,いじめを未然に防止する1つの手段として有効であることが示唆された。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 生徒指導
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 目時 仁
研究年度 令和6年度
タイトル 中学校における不登校の予防的支援に関する研究
-学校風土の可視化に対応した授業改善を通して-
概要  本研究では,中学生を対象により良い学校風土構築プログラムを作成し,実践することを通して,安心できる学校風土を醸成することが,不登校の予防的支援に有効であることを検証した。
 その結果,日本学校風土尺度と不登校傾向尺度において特定の質問項目で有意な変化が見られた他,両尺度全体に有意な負の相関関係も示された。以上のことから,不登校の予防的支援において,本プログラムが一定の効果があったことが示された。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 生徒指導
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 大高 将紀
検索キーワード 中学校 不登校 予防的支援 学校風土 発達支持的生徒指導 COCOLOプラン
資料等

資料1 JNSシート原版

資料2 研究員通信(No.1~No.12)

研究年度 令和6年度
タイトル 中学生が自己決定し行動する力の育成に関する研究
-AARサイクルを活用したプログラムの作成・実践を通して-
概要  本研究の目的は,中学生を対象に AARサイクルを活用したプログラムを作成し,実践することを通じて,生徒が自己決定し行動する力を育むための有効性を明らかにすることであった。その結果,自己決定し行動する力に関連する自己決定意識尺度,および生徒エージェンシー尺度において有意な向上が認められた。以上のことから,研究協力校の2年生においてプログラムの有効性が明らかになった。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 教育相談
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 安田 麻衣
検索キーワード 中学校 自己決定 自己決定し行動する力 AARサイクル 自己理解
資料等
研究年度 令和6年度
タイトル 中学校社会科地理的分野「日本の地域的特色と地域区分」の単元において,考えを表現する力を育成する指導法の研究
-「問い直し」で根拠を明確にする学習活動を通して-
概要  中学校社会科地理的分野「日本の地域的特色と地域区分」の単元において,考えを表現する力を育成するために,生徒が自らの考えに対する質問や反論を想定し,それらに対する返答を考えた上で,自らの考えを表現する「問い直し」の活動を,問い直しチャートや問い直しシートを用いて行った。その結果,「問い直し」の活動が根拠を明確にして考えを表現する力を育成することに有効であることが明らかとなった。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 社会
地理歴史
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 長尾 光一郎
検索キーワード 中学校社会科 地理的分野 表現する力 問い直し 根拠
資料等

資料1 問い直しチャートデータ版形式

資料2 問い直しシート(B4)

研究年度 令和5年度
タイトル 中学校英語科において,自分の考えや気持ちを正確に書く力を高める指導法の研究
-ピア・フィードバックを取り入れた協働的な書く活動を通して-
概要  中学校英語科「書くこと」の指導において,自分の考えや気持ちを正確に書く力を高めるために,語や文法事項等についての誤りを訂正し合ったり,内容を改善し合ったりする協働的な書く活動を実践した。その結果,言語面ではエラー割合が減少し,使用語数が増加した。内容面では,話題に一貫性が生まれ,まとまりのある文章を書く生徒が増えた。言語面・内容面ともに向上が見られ,本実践が正確に書く力を高めることに有効であることが明らかになった。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 英語
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 太田 晴佳
検索キーワード 中学校英語 「書くこと」 ピア・フィードバック 正確に書く力 協働的
資料等

資料1 単元計画シート

資料2 単元計画シート(記入例)

資料3 ワークシート

資料4 質問のコツ

資料5 チェックリスト

研究年度 令和5年度
タイトル 中学校国語科「文学的な文章」の指導において,考えの形成を図る指導法の研究
-比較の視点を生かした対話的な学習による授業実践を通して-
概要  中学校国語科「文学的な文章」の指導において,考えの形成を図るために,生徒が自他の解釈を比較しながら対話する活動を行った。その活動では,精査・解釈の過程における対話的な学習の際,自他の解釈を類似・対照・発見の関係に分類できるよう,マトリクスシートを使用した。その結果,本研究の対話的な学習により,考えの形成が図られることが明らかとなった。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 国語
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 沖田 勇樹
検索キーワード 中学校 国語 「文学的な文章」の指導 考えの形成 比較 対話的な学習
資料等

別紙1 ワークシート

別紙2 対話シート

研究年度 令和5年度
タイトル 中学校数学科におけるUDLガイドラインに基づいた授業実践の有効性に関する研究
-生徒の学習意欲の変容に着目して-
概要  本研究では,中学校の通常の学級において,数学科の学習状況や得意な学び方に関する実態把握を基に,UDLガイドラインに基づいてオプションを考え,生徒が必要に応じて選択しながら学習できる授業を実践した。その結果,「自己効力」「学習方略」「メタ認知」の上昇に有意な差が認められ,生徒の学習意欲の向上に有効であることが示された。また,学習内容の理解と定着にも有効である可能性が示唆された。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 特別支援教育
研究者分類 研究員
所属名 特別支援教育課
職名 研究員
著者 渡辺 一真
検索キーワード 中学校の通常の学級 数学科 実態把握 UDLガイドライン オプション 学習意欲
資料等

資料 ヒントカード

研究年度 令和5年度
タイトル 中学校における情報活用能力の組織的な向上を図る支援プログラムの開発と実践
概要  本研究は,生徒の情報活用能力,及び教員の ICT活用指導力を組織的に高めることを目的とし,県の実態や先行研究の共通課題をもとに,汎用性が高く,各校の実態に即した形で研修等が実践できるような支援プログラムの開発・提供を行ったものである。研究協力校で実施検証を行い,得られたデータを分析した結果,教員に対して一部の有効性が示されたが,生徒も含めた組織としての有効性を明らかにすることは難しく,アプローチ方法等の課題が見えてきた。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 情報教育
研究者分類 研究員
所属名 産業教育課
職名 研究員
著者 福士 智也
検索キーワード 情報活用能力 中学校 支援プログラム 校内研修 ICT活用 組織的
資料等
研究年度 令和5年度
タイトル 中学生が自他の多様性を理解・受容する力を育む指導の在り方
-価値観の違いや自他の個性を尊重するプログラム活動を通して-
概要  本研究では,中学生を対象として,自他の多様性を理解・受容する力を育むために,「価値観の違いや自他の個性を尊重するプログラム」を作成し,実践することで,その有効性を検証した。その結果,使用した各尺度において有意差は見られず,プログラムの有効性は明らかに出来なかったが,生徒の感想等の分析をした結果,価値観の違いや自他の個性を尊重する態度や,実践意欲の向上,自身の考え方に変化が見られ,プログラムの効果が示唆された。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 学級経営
研究者分類 研究員
所属名 教育相談課
職名 研究員
著者 相澤 知佳
検索キーワード 中学校 自己受容 他者理解 他者受容 多様性 価値観の違いや自他の個性を尊重するプログラム
資料等

資料1 気持ちカード

資料2 お題カード

研究年度 令和4年度
タイトル 中学校理科「電流と電圧」の単元において,学習意欲を高める指導法の研究
-学習内容を生徒が日常生活や社会に関連させる活動を通して-
概要  中学校第2学年「電流と電圧」の単元において,学習意欲を高めるために,学習内容を生徒が日常生活や社会に関連させる活動を授業の終末で行った。また,その活動では,生徒が主体的に日常生活や社会の事物・現象について考えることができるよう「3Lシート」を開発し,単元を通して使用させた。その結果,自己効力に関係するメタ認知や学習方略が向上し,学習意欲が高まることが明らかになった。
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対象 中学校
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研究論文

カテゴリ 理科
研究者分類 研究員
所属名 義務教育課
職名 研究員
著者 花田 耕平
検索キーワード 中学校 理科 電流と電圧 日常生活や社会 3Lシート 学習意欲 自己効力
資料等

3Lシート